【スペインドラマ】La casa de papel(ペーパーハウス)にハマった話

映画・ドラマ

現在、Netflixで観ることの出来るスペインドラマ『ペーパーハウス』。

わたしはこの隔離生活になり初めて観たのですが、とっても面白くってハマってしまい、一気にシーズン1〜4まで観ました。

わたしが楽しんでいる真っ最中にシーズン4が公開されたこともあり(4月3日)、Netflixのスペインでの人気作品ランキングでは、この1ヶ月ほど、常に上位には『ペーパーハウス』がいたので、スペインでも人気ドラマの1つです。

ただ、ドラマ内のみんなの言葉使いが悪すぎて、家で観ているとなちょに『その単語覚えなくていいよ!』と言われました(笑)

 

『ペーパーハウス』は、スペイン語で『LA CASA DE PAPEL(紙の家)』、英語で『MONEY HEIST(お金の強盗)』で、強盗犯が造幣局からお金を盗むストーリーです。

わたしはこのタイトルと、Netflixに出てくるダリのマスクの画像には、惹かれることはありませんでした。そして何故かは分かりませんが、勝手にわたしの苦手なホラー系だと思いこんでいたのです(汗)ハウスだから大きな屋敷のような家で何かが起こる…とか?!

もっと早くにトレーラーや口コミなどを見ておけばよかったです。

 

わたしがこの作品を見ることになったきっかけは、スペイン語の語学学校のクラスメイトと先生がオススメしてくれたからです。クラスメイトの1人インド人の女の子が、本当に楽しいからぜひ見てね!と言ってくれ、ロシア人の女の子も先生も、シーズン3までばっちり見ていました。

わたしと同様に見ていなかった子も、今は暇だし見ようかな〜という雰囲気だったし、みんなのシーズン4が楽しみだよね〜という会話についていけなかったので、見ようと思ったのも事実です。

ちなみに、インド人の女の子は、シーズン4の公開日に8エピソード全てを観終わったそうです(笑)先生も公開日が金曜日だったのですが、翌日の土曜日で全て観たとか。

4月中旬に新しくクラスに来た、映像関係の仕事をしているフランス人の男の人も、『ペーパーハウス見てる?面白いよね!』と言っていました。

なちょはペーパーハウスを見てないのですが、なちょの妹も見ているみたいだし、アイルランドで出会った外国人の友人も数人、『ペーパーハウスの日!』とか『待ってたよー、この日を。』と、インスタのストーリーを更新していました。

 

わたしがこのドラマにハマった理由は、犯罪を描くストーリー内に、友情や恋愛、親子愛、社会に対しての批判もしっかり表現されていることです。また、哲学的要素もたくさんあって、わたしは、人間とは…とか、生きるとは…などを少し考えてしまうのですが、そこが面白くって好きです。

作品内で何度も歌われている『Bella Ciao』は19世紀に誕生したイタリアの牧歌的な歌で、困難な時代における自由と反ファシズムの精神を表す歌だそうです。わたしは知りませんでしたが、なちょはスペイン語でほぼ歌えます。結構有名なのかな?

さらに、真っ赤なつなぎとダリのマスクも、反抗や資本主義社会を批判するものであり、ちゃんと意味があるんです。火を象徴する赤は反抗を、ダリによるシュールレアリズムの作品は現代の資本主義社会を批判するものだとか。

 

*主な登場人物

このドラマの登場人物は、本名ではなくあだ名で呼び合います。そして、そのあだ名が全員都市の名前。

●Tokio(トーキョー)

この物語の語り手。

美人で可愛くってスタイルも抜群です。この赤いつなぎを着ているときは、美しいボディが見れませんが、何度か出てくる私服を着た姿は、見惚れてしまいました。

ただ、少し子供っぽいと言うか、冷静に物事を考えることが出来ず、チーム行動はあまり向いてなさそうな性格だな〜と思いました。逆に勢いはあるので、切羽詰まったときやピンチの際には、怖いもの知らずで動ける人です。

 

●Río(リオ)

パソコンなどの電子機械に強いリオ。まだまだ少年っぽさも残っています。

ペーパーハウスの視聴者の中では、リオのファンが多いんじゃないかな〜と思います。わたしのクラスメイトや先生もリオ推しだし、日本の友達もリオ推しが多いです。

 

●Berlín(ベルリン)

教授に次ぐリーダー。

こういうタイプの人が先輩や上司にいたら、時々とってもイライラするけれど、やっぱり頼れるな〜というのがベルリンです。

 

●Denver(デンバー)

モスクワの息子。優しい心を持ちつつも、怒りっぽく荒れっぽい性格です。作品の中では、彼の笑い方がとっても特徴的。

わたしは顔もキャラクターも、デンバーが一番のお気に入りです。エリート(Netflixのスペインドラマ)では、嫌な役で顔も全くかっこいいと思わなかったのですが。ペーパーハウスを見て、好きになりました。

 

●Moscú(モスクワ)

デンバーの父。工業機械に詳しい。

デンバーとぶつかりながらも、時々親子愛もあり。

 

●Nairobi(ナイロビ)

偽造の達人。楽観的で、しっかり者。

トーキョーとはまた違う可愛さがあり、強盗計画実行中もオシャレ。

 

●Helsinki(ヘルシンキ)

オスロと双子。

大きな体で見た目は怖いが、優しさもあり可愛らしさもある。

 

●Oslo(オスロ)

ヘルシンキと双子。

個人的にヘルシンキよりが可愛い系、オスロがかっこいい系(笑)

 

●El Profesor(教授)

強盗チームの指揮官、リーダー。

そこまで考えていたの?と言いたくなるような、素晴らしく精密に練られた計画で、チームはもちろん警察官や市民を上手く動かしていきます。

絶対に敵にしたくないタイプ。でも身近にいてもなんでも読み取られそうで嫌だな〜。

 

この作品、日本人のわたしにとっては、いくつか嬉しいポイントがあります。

例えば、

①作品の語り手でメインキャラクターが『Tokio(トーキョー)』。

②教授は警察官へ電話をする際に折り紙を折っている

③『合気道』という言葉、行動が語られている

④トーキョーが日本語の書かれたTシャツを着ている

わたしが今すぐに思いつくのはこれぐらいですが。

とにかくテンポが早く、見ていて全く飽きないドラマです。

おいおい、大丈夫なの?とツッコみたくなることも多々ありますが、完璧ではないところが庶民のわたしには共感でき、好きなドラマの1つになりました。

スペイン語の勉強には相応しくないかもしれませんが、スペイン語を学習している方は是非スペイン語で見てみてください。わたしは、日本語ではどんな風に翻訳されているのかな〜と気になるところです。

 

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