ウクライナ人の2人が我が家へやってきた

バルセロナ生活

数日前から、我が家にてウクライナ人の女性と、彼女の息子さん(6)が同居することになりました。

わたしたちは、1〜2週間前にボランティアサイトに登録してて、到着の4、5日前に彼女たちが家に来ることが決定。

わたしの語学学校の人たち(クラスにウクライナ人の人が2人いる)や、なちょの知り合いの人たちから、物資を教会や学校に寄付したとか募金したとか、車でポーランドまで物資を届けたとか聞いてて… わたしたちのように、家の一部、ひと部屋を貸してる人も結構います。

わたしも何かしたい!何かしなくちゃ!となちょに話したら、なちょも賛成してくれて一緒に動いてくれました。

スペインってスペイン人ってこういう時行動力あるし嫌な顔せず人を助けるから好き。もちろんスペイン人だけじゃないけれどね!

 

ただ、ギリギリ生活のわたしたちは、彼女たちが来る数日前に、慌ててIKEAで足りない家具と寝具などを購入しました。

彼女たちが来る2日前に、IKEAの家具を組み立てるなちょ。

もっと早くやっておけば良かったねーと言いつつ、2人して頑張りました。

なちょは仕事で疲れ果てても、彼女たちが使う部屋のコンセントの線とかなんやかんやを直してて、あぁ〜、本当に良い人だわ、この人。と改めて尊敬しました(笑)

 

そして、長旅を終え、無事わたしたちのところへ。

彼女は、英語少しとスペイン語が少〜し話せるし、わたしもなちょも問題なく会話が出来てて、日常会話は問題ありません。

息子さんは、英語がほんの少し分かるぐらいで、ほぼ話せないから直接話せなくてちょっと難しい。でもゴミの分別とか出来てるし、『グラシアス』は言ってくれます♡

子どもなんてすっごいストレスなんだろうな… 6歳ってきっと色々分かってはいる年齢だし、何を思ってるんだろう… はぁ、考えると泣けてくる。

 

まだあまり話は聞けてないし、こっちから色々聞くのも苦しいから、彼女が話してくれたことに耳を傾けてはみるんだけど、もうねぇ… 彼女の話を聞いてると涙が。彼女とハグしてさらに涙が… で、ここ数日かなり涙を流しています、わたし。

シングルマザーで、わたしと同じ29歳で、1ヶ月前まではウクライナに家も車も持ってたし、仕事もしてたのに急に全てなくなったって。想像できないもん。

クレジットカードも持ってるけれど、今のところ機能しないって言ってました。

急に友達や家族、同僚と離れ離れになって、将来がどうなるか何も分からない状況って。

 

彼女のご両親とお兄さんはウクライナにいて、本当は彼女はスペインまでお母さんを連れて来たかったけれど、お母さんは死ぬまでずっとお父さん(旦那)と一緒がいいからここに残るって言ったらしいです。

実家は田舎で今のところ大丈夫らしいけれど、食料品や生活用品が全然足りてないんだとか。
 

タマゴが前よりも20セント高くなったとか、いつもの玉ねぎが売ってなかったとか、小麦粉がなくて高いメーカーの買っちゃったとか、こんなこと言ってられないなーと痛感。

 

わたしたちだって決して裕福な家庭ではないし、普通のアパートの1部屋を無料で貸すのみで、ごはんや必要品は自分で買ってもらう約束です。

無料で食べ物が受け取れるチケットがあったり、無料のスペイン語クラスがあるっぽいけれど、まだその辺はボランティア or 役所の連絡待ち。

ごはんを買うお金はあるから大丈夫だけど、今後の家や生活のことなんかを考えると、本当にお金を使う気になれないって。そうだよね…。

 

とりあえずなちょが2人を連れて役所に行ってくれたから、住民登録をして病院には行けるようになって一安心です。

ここ1ヶ月でこんな状態だから、普段通ってた病院にも歯医者にも急に行けなくなっちゃったって言ってたから。

彼女は腎臓や膀胱の辺りが悪いのに、薬が底をついちゃってたから、昨日早速病院にも行けてとりあえず良かったです。

 

なんだか色々考えちゃう… 海は大きくて穏やかなのに、人間って愚かだなって。

 

まだまだ気持ちは休まらないだろうけど、我が家に来て少しでも体と心が休まってくれることを願うばかり。

数日間はのんびり休んでもらって、ぼちぼち息子さんが通えそうな小学校探しと、彼女のスペイン語の学校を探しまーす。

 

タイトルとURLをコピーしました