【ブラジルドラマ】3%(3パーセント)人間の汚さと弱さが分かるおもしろいドラマ

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ある日、【スペインドラマ おすすめ】【スペイン語 ドラマ】【Netflix スペイン語】と、インターネットで調べていたら、ブラジルドラマの『3%』という作品を見つけ、早速Netflixで1話を観てみました。

最初は、うーーん…よく分からない&ありえない世界だな〜と思いましたが、どんどんハマって最後のシーズン4(全部で33話)まで観ました。

※ネタバレはないと思うけれど、素人のわたしの感想や考えがだらだらと書いてあると思うので、これから作品を観る方はご注意を。

 

まず作品名の3%とは、20歳になったら『プロセス』と呼ばれる試験を受け、合格したら楽園の島で暮らせる人数の割合です。

荒れ果てた貧困の街で死ぬまで暮らしていくのか、合格して楽園で優雅に暮らすのか…。

20歳になると1度きりのチャンスを手に入れるため、試験日には街のみんなが試験会場へ向かい、誰もががむしゃらに合格を目指します。

 

率直にわたしが思ったことは、人間の汚さと弱さが良く描かれている作品だな〜ということです。

このプロセスも、大学の入学試験や企業の入社試験なんてものではなく、もちろん賢い人が勝ち抜きますが、ずる賢くて感情に左右されない人が合格していきます。

そして試験によって、心をボロボロにズタズタにされます。試験の主催者側は、彼らの過去や個人情報を知っているので、容赦なく心を傷つけてきます。自分のために仲間を裏切るのは当たり前、自分の幸せのために人が死ぬのが当たり前の世界です。

 

過去の回想シーンも多々あるので、ストーリーが進むのが多少遅いかな?と思いましたが、だからこそ自分だったらどうする?なんて考えつつ観てしまいました。色々考えて観ると少し疲れます。重いです。

そして物語が進んでいくにつれ、楽園の島での暮らしは本当に誰もが幸せに暮らせる場所なのか?という疑問が。わたしは感情移入しやすいタイプなので、自分だったらどっちが本当の幸せなんだろう…いや、プロセスの途中で気が狂っておかしくなってるだろうな〜、なんて考えて観ました。

最後は、なんだかみんな可哀想…と思ってしまいましたが、『ハンガー・ゲーム』が好きな方は好きだと思います。もちろん異なる点もありますが。『デス・レース』は、うーん、似てる部分もあるけれど、またちょっと違う気がします。

 

【主な登場人物】

*Michele(ミッチェル)
物語の主人公。幼い頃に両親を亡くし、兄と二人三脚で貧しい世界で生きてきました。数年前に愛する兄がこの『プロセス』によって行方不明となり、憎しみを抱えて自身の試験に向かいます。賢くて行動力のある女性です。

 

*Rafael(ラファエル)
将来自分の子どもに豊かな暮らしをさせてあげたいと、この試験に向かいます。少し嫌な人にも見えますが、本当は優しい心の持ち主…?1つの決断や、1つの言葉で未来は大きく変わるんだな〜と彼を見て思いました。個人的に顔が好みで、この作品で一番のイケメンです(笑)

 

*Fernando(フェルナンド)
子供の頃のアクシデントにより、自分の足で歩くことが出来ません。年季の入った手作りの車いすでの生活をしています。頭が良く電子機械の扱いなんかも上手です。優しい性格だからか、感情に流されてしまうことも。

 

*Joana(ジョアナ)
とにかく強い女性。彼女も過去に辛いことがあり、さまざまな経験を積んで逞しく大人になりました。この試験では必要不可欠なずる賢さと、行動力を上手く発揮します。この作品ではおしゃれな姿はあまり見れませんが、スタイルがすごく良いのでモデルとかもやっていそうだな〜と。

 

*Marco(マルコ)
爽やかな好青年で試験中はリーダー的存在。彼もまた、人には言えない思いを抱えて『プロセス』を受けに行きます。しかし普通ではない試験では、彼の行動から人間の汚さや弱さがよく分かります。

彼らの他にもたくさんのライバル?仲間?がいますが、この5人が主な登場人物です。

 

今回わたしは、ブラジルドラマをスペイン語音声&スペイン語字幕で観たのですが、ポルトガル語とスペイン語はやっぱり似ているんだということも分かりました。

今思ったのですが、1話ぐらいポルトガル語音声&スペイン語字幕で観ればよかった(笑)

あまり馴染みのないブラジルドラマで、わたしも人生で初めてのブラジルドラマでしたが、想像以上に面白くて色々と考えさせられる良い作品でした!今年観たドラマではかなり良いドラマの1つです。

 

最後に!

当たり前ですが、ドラマではほぼなかった笑顔とおしゃれにドレスアップした俳優さんたち。すごく良い写真♡

 

 

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